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弁護士 宮本 督

エッセイ:
to be a Rock and not to Roll

2007.05.31

英語のお勉強

 ちょっと恥ずかしいんですが、私、2年くらい前から、英語のお勉強を再開しています。
 英語って、学生の頃から苦手で、大学に入ったら、外国語になんて二度と触れまいと思って、それで専攻は国文学にしたんですが(私は、弁護士のくせに、法学部じゃなくて、文学部卒なんです。)、それはそれとして、その後、いろいろありまして、ってまあ、英文の契約書とか、その他、仕事で英語を使わざるを得ない機会がときどきあるとか、友達がみんな欧米で働いたり留学したりで、英語ができないのが少数派になったりとか、弁護士を引退した後は、この国で暮らしたくないなと思ったりとか、その他にもあるのですが、というわけで、40歳にも近くなって、再び、英語のお勉強なわけです。
 でも、お勉強といっても、辞書を引きながら、文法の教科書を鉛筆ナメナメ、なんてことは続くわけもありません。私の勉強は、専ら読書です。だから、学生時代の感覚からいえば、お勉強という意識は余りないのですが、英文の小説とかを、ただ、読んでます。ちなみに辞書は使いません。
 ペーパーバックなんて、そんなもん、読めるのかと思われるかも知れませんが、読めます。というか、読めるレベルのものを読みます。英語って、やっぱり世界語で、英語に翻訳されたものを含めると、出版物の量が半端ではありません。児童書のレベルも高く、ティーンエイジャー向けと思われる青春小説も、暇な主婦向けと思われるお気楽ミステリーも、山のようにあります。それらのブックガイドのホームページも世界中でつくられていて、充実しているものも沢山あります。あり過ぎで、結構、役に立つサイトだなと思っていたのに、そのサイトに二度とたどり着けなくなってしまうくらいです。んで、日本の中学生だって、自分にあうレベルの洋書を見つけ出すのは、比較的容易と思われます。
 本の入手も、昔は大変だったんでしょう。限られた洋書専門店とかで取り寄せるしかなかったのだと思いますが、今では、ぜーんぶ、インターネットで簡単に購入できます。
 というわけで、私には、再び、英語のお勉強をする機会が巡ってきました。少し難しい本が読めるようになると、それなりに進歩しているという実感も得られますし、まあ読書自体は楽しいですし、2年くらい、続いています。
 ただ、当たり前ながら、日本語と英語では、読める本のレベルも、読書スピードも、圧倒的に違っています。以前は、日本語で、それなりにそれなりの本を、それなりの量を読んでいたのですが、今は、私の英語レベルの本しか読めず、かつ読める量も相当減ってしまい、その辺のもどかしさが最近の課題になっています。