弁護士 宮本 督
エッセイ:to be a Rock and not to Roll
3年前と同じネタで申し訳ありませんが...
タバコをやめると集中できない。タバコをやめると仕事にならない。タバコをやめるとマがモたない。タバコをやめると口さみしい。タバコをやめると太る。タバコをやめると禁断症状に耐え切れない。タバコをやめるとイライラする。と、いろいろ思っていたわけですが、先月、いろいろとございまして、例えば、あるお客さんから禁煙の方法を聞いたりとか、JTっていうの?日本たばこ産業株式会社とかいう会社と、もめ事があって、って仕事の話しですが、それで不買運動しようかなと思うようになったりとか、10月31日の夜に偶々タバコを切らして、これで禁煙を始めたら禁煙の日数が数えやすいなあと思ったりとか、まあ、潜在的には、いつの日かやめようと思っていたってこともあって、それで、って要するに、なんだかたいした動機もなく、2004年の11月1日から、私の禁煙が始まりました。それで、29日目になります。その間、1本も吸っていません。
でも、やっぱり、タバコ吸いたいです。ときどき、とっても吸いたくなります。ニコチン中毒に関しては、2週間くらいの禁煙で完治するとのことですが、癖というか、覚え込んだタバコ体験を心も体も忘れてはいません。起きたとき、腹一杯に飯を食ったとき、仕事が一段落したとき、酒を飲んだとき、あんなときこんなときに、タバコを吸って、そんなときに吸うタバコがとっても美味しかったことを思い出して、あーあ、一服したいと、切なく激しく思い、やっぱり、これだって、薬理性の中毒症状に間違いないと考えたりしていますが、まあ、どっちでもいいんですけど。
思えば、私のこのコーナーの3年前の11月に書いたエッセイも、禁煙ネタでした。
読み返してみますと、今回のエッセイより、数段面白いと思いますが、禁煙に関する本気度はまったく感じられず、こんなことでは挫折して当然だったかなとも思うわけですが、だからといって、本気で禁煙していることを、エッセイがつまらない理由にしようとしているのも、それはそれで、いかがなものか、とも思う今日この頃なわけです。・・・このコーナー、楽しみにしてくれている人がいると聞きました。それなのに、こんなんで、ホント、申し訳ありません。再来月くらいからは、真面目に書くつもりです。